Art work1

墨を使った抽象表現

作品とエピソード

Runner

制作は2020年。コロナ1年目の春頃でした。不安を抱えつつも、今この時間の思いをかき留めたいと思いましたとしました。「どんな雨も必ず止む」。太平洋戦争中、祖父がアイヌの人からいただいた言葉です。今も先が見えなくて苦しい世の中ですが、この時代をとにかく走るしかありません。

風になる

制作は2024年春。人生青語りきるにはまだ早い気もするのですが、悲しいことがなんと多かったことか。しかし、それは切なくもあたたかな思い出だったりもするのです。もっと軽やかに生きられたら・・・、そんな願いはかないそうな気もします。

「飛翔」

制作は2014年。墨でかく面白さに目覚めたころです。ただただ楽しかった。これから無限の世界が広がっていくようでした。そんな気分がよく表れていると思います。初心が刻まれている本作はお気に入りで、名刺に使用しています。

「変容」

制作は2018年。私の制作コンセプトというものは何だろう。漫然とかいていたようなきもしたけれど、こだわっていたことはありました。線がとどまっていないということ。実際は静止。でも動いているように感じる。そういうsことができればいいなあ。そういえば、こんなことも思いました。きょうという日はあるけれど、明日があるとは限らない。2011年に東日本大震災で多くの命が失われ、人々の暮らしが一変。この世の無常さを痛感しました。変わりゆくこの世、時間という制約にがあるからこそ、今がいとおしいと思います。

「時空を旅する」

2014年ごろの制作。手の動きによってさまざまな造形ができることに夢中でした。没頭して何枚も何枚もかきました。どこかほかの世界にワープしてしまっているような感覚でしねね。できた造形は、まったく意図しないものでした。それもまた面白いと思いました。

「小宇宙」

制作は2014年か2015年あたり。前衛書に取り組み始めて1年ぐらいたったころだったと思います。ものすごく集中していました。時間の流れが止まったようでした。後にも先にも生み出せない造形を描けた奇跡の1枚です。当時師事していた書道の先生には「完璧だ」、同席した先輩からは「夢の世界」とおころ場をいただきました。

ギャラリー

画像をクリックしてみてください。